■ 基本情報
【品詞】 名詞(男性名詞)
【基本形】 bagno
【語のしくみ】 ラテン語 balneum(浴室、入浴) に由来
※もともとは「入浴そのもの」を指す語から派生
【カタカナ読み】 バーニョ
【発音(IPA)】 [ˈbaɲɲo]
【日本語の近い表現】 トイレ、浴室、入浴
【英語の近い表現】 bathroom, toilet, bath
■ 使い方・フレーズ
bagno pubblico(公衆トイレ)
bagno privato(専用バスルーム)
andare in bagno(トイレに行く)
c’è il bagno?(トイレはありますか?)
■ 同義語/対義語/関連語
【関連語】 doccia(シャワー), vasca da bagno(バスタブ), toilette(トイレ)
■ 補足ポイント
【使い方のポイント】
「bagno」は文脈によって「トイレ」「浴室」「入浴」などの意味に使い分けられます。
日常会話で「andare in bagno」と言えば、「トイレに行く」という意味で非常によく使われる表現です。
一方で、「fare il bagno(お風呂に入る/入浴する)」は入浴行為を表します。
【まちがえやすい単語】
「doccia(シャワー)」は立って浴びる形式の入浴であり、「bagno(湯船に浸かる入浴)」とは異なります。
また、「toilette」はややフォーマルな表現で、公共の場では「bagno」の方が一般的です。
【ちょこっと豆知識】
イタリアのカフェやレストランでは、トイレの表示に「WC(ヴィーチー)」が使われることが多く、「Dov’è il WC?(トイレはどこですか?)」と尋ねるのが一般的です。
また、「bagno(風呂・入浴)」という語は、あるものに圧倒的に包まれる状態を比喩的に表すこともあります。
bagno di folla(直訳:群衆の中での入浴)=「大勢の人に囲まれること」
bagno di sangue(直訳:血の入浴)=「大量の流血事件」や「大虐殺」
このように、「bagno」は本来の意味から派生して、圧倒されるような状況全体を表現するために使われることがあります。