■ 基本情報
【品詞】 名詞(①女性名詞:首都、②男性名詞:資本)
【基本形】 capitale
【語のしくみ】 ラテン語 capitalis(主要な、頭に関する)に由来
【カタカナ読み】 カピターレ
【発音(IPA)】 [ka.piˈtaː.le]
【日本語の近い表現】 ①首都、②資本(資金)、元手
【英語の近い表現】 ①capital (city)、②capital (finance)
■ 使い方・フレーズ
① la capitale europea(ヨーロッパの首都)
① Roma è la capitale d’Italia(ローマはイタリアの首都です)
②capitale umano(人的資本)
②capitale sociale(会社の資本金)
■ 同義語/対義語/関連語
【関連語】
① città(都市), governo(政府)
② fondi(資金), patrimonio(資産), investire(投資する), economia(経済)
■ 補足ポイント
【使い方のポイント】
「capitale」は文脈によって性と意味が変わる特殊な名詞です。
・女性名詞として使うと「首都」(la capitale)
・男性名詞として使うと「資本・資金」(il capitale)
前置詞や冠詞の一致で判断されることが多いため、文中での性に注意が必要です。
【まちがえやすい単語】
「capitolo(章)」と綴りが似ており、学習初期に混同しやすい語です。
意味も用法も異なるため注意しましょう。
また「capitale」は日本語の「キャピタル」と意味が似ているが、性の違いと文脈判断に注意が必要です。
【ちょこっと豆知識】
「capitale」は古代ラテン語の caput(頭)に由来し、「中心」「重要なもの」という意味から「首都(国家の中心)」「資本(経済の中核)」の両義が発展しました。
現代イタリア語でも一語で二つの核心的概念を表せる単語として、新聞やビジネス文書に頻出します。